ご意見・ご感想・ご質問等ございましたらメールフォームよりご連絡ください。
Copyright © 1999-2010 Visual Factory "R" All rights reserved.
このコンテンツを企画した(思いついた)とき、アプリケーションの違いによる
RAW データの現像結果がどのように異なるのかと言う事が気になりました。
そこで、とりあえず色々なアプリケーションを用いて
RAW データから JPEG データへの現像をしてみましたが、
ただ突き合わせて眺めていても、実際には判りにくいので、どうすれば判りやすいのかな?と
考えていたところ…
思い出したのが Photoshop レイヤーの「差の絶対値」モード。
下の表にあるのは、それぞれ該当する画像ファイルを「差の絶対値」モードで重ね合わせたもの。
比較する2つの画像に違いが少ない程、真っ黒に近くなり、異なる部分が大きい程、色なり明るさなりが見えてきます。
比較に使用したデータ
カメラ:EOS D30、EF 28-70 F2.8L
アプリケーション:EOS Viewer Utility(以下 EVU)、RAW Image Task(以下 RIT)、Digital Photo Professional(以下 DPP)
Photoshop CS2 Camera RAW 3.3(以下 CS2)、SILKYPIX Developer Studio 2.0.18(以下 SP2)です。
カメラ内 |
EVU |
RIT |
DPP |
CS2 |
SP2 |
|
カメラ内 | ||||||
EVU | ||||||
RIT | ||||||
DPP | ||||||
CS2 | ||||||
SP2 |
(※各画像をクリックすると、100%サイズの画像が新しいウインドウで開きます)
なかなか興味深い結果となりました。
ホワイトバランスはカラーチャートから採取し、意図的な露出補正や色調整は施さず
極力パラメーターは近い物にしてみたのですが、各々のソフトウエアの方向性と言うか
随分と結果が異なっています。
EVU と RIT は処理できる対象機種に違いがあるだけで、基本的に同じ物と判断できると思います。
故に比較してみても、真っ黒な画像となり違いを見いだす事が出来ません。
因みにカメラ内生成の JPEG データとの比較では、わずかに差がありますが、これは DiGIC と DiGIC 2 の違いと考えても良いでしょう。
このように RAW データを現像するアプリケーションによって、画が変わります。
それぞれのアプリケーションの特性を理解して上手く使いこなす事が出来れば、画作りの幅も広がるのではないかと考えます。
しかし実際のところ、複数のアプリケーションを使いこなすためには相当の時間を必要とする事でしょう。
ひとまずはメインとすべきアプリケーションを選び、それを徹底的に使い込んでみる事が重要かもしれません。
ご意見・ご感想・ご質問等ございましたらメールフォームよりご連絡ください。
Copyright © 1999-2010 Visual Factory "R" All rights reserved.