ご意見・ご感想・ご質問等ございましたらメールフォームよりご連絡ください。
Copyright © 1999-2010 Visual Factory "R" All rights reserved.
前回の自由研究では、同じ画素数でも種類が異なれば画質は違うと言う事が判りました。
でもやっぱりカメラの宣伝文句には高画素が高画質であるかのような記述があります。
高画素数≠高画質なのですが、高画質を求めると高画素数を必要とするのも事実です。
左の図は、画像ファイルを 300dpi に設定して この図から判る事は 840万画素の画像ファイルでも、 すなわち A4サイズの用紙いっぱいにプリントしたい その「画像の拡大」が画質に影響するのです。 |
では、A4サイズいっぱいにするためには、どのくらい拡大すれば良いのでしょうか?
300万画素の場合、拡大率は約172% 曲線部分にギザギザのジャギーが目立っています。 |
|
600万画素の場合、拡大率は約121% 曲線部分のギザギザは少なくなりました。 |
|
840万画素の場合、拡大率は約106% 曲線部分のギザギザがあまり目立ちません。 |
以上の事から、大きく引き伸した場合に元の画像が高画素数である程、大きく伸ばす事が可能であると言う事が判ります。
(※このサンプルでは画素補完に「ニアレストネイバー法」を使っていますので、実際にはこれほどヒドくはないと思われます)
『いやぁ、そんなに大きくしないよ』と言う方も居られるかもしれませんが、
全体を大きくする事はなくても、部分拡大して使える…
すなわちトリミングの余裕が生まれると考えるとどうでしょう?
高画素数であるメリットの本当は、ここにあると考えます。
もし仮に、大きく引き伸ばす事などしないしトリミングもしない…
と言う事であれば、高画素数は必要ない事になります。
少ない画素数でも充分なのであれば、無理に高画素数のカメラを用意する事はありませんね。
当然、画像1枚あたりのデータサイズも小さくて済みますから、保存も楽になります。
300万画素あれば、DP店のデジカメプリントで 2L判まで充分にプリントできるはずです。
もちろん露出もピントもバッチリで手ブレなどの画質を低下させる要因がなければ…ですが。
ご意見・ご感想・ご質問等ございましたらメールフォームよりご連絡ください。
Copyright © 1999-2010 Visual Factory "R" All rights reserved.